【只今】自作小説【発表中】?ラノベとミステリと純文学と

自作小説を発表するブログ。ジャンルはラノベが中心(予定)。ミステリ・純文学が少々(予定)。

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ライトノベル「雅ヶ丘高校墓守部〈解体屋(スクラッパー)〉の秘密」あらすじ

雅ヶ丘高校墓守部〈解体屋(スクラッパー)〉の秘密


ジャンル:ライトノベル

 全寮制の私立雅ヶ丘高校に通う一年生・嗣原枢子(つぐはらすうこ)は、夏期休業の後半を返上して部活動の合宿に勤しんでいた。彼女が所属する生徒会治安維持特務機関〈駆逐士会〉、通称〈墓守部〉は、〈お祭り〉と呼ばれている文化祭の時期に毎年襲来する〈墓荒らし〉に備えるべく、神の名を付された特殊技能〈秘偶〉を活かして日夜訓練に励んでおり、部長・御厨聚一郎(みくりやしゅういちろう)、副部長・不動軻遇夜(ふどうかぐや)以下、ミネルヴァの秘偶を使い掌から鎖分銅や刀剣を創り出す簓木宛那(ささらぎあてな・二年生)、身体や物質に気合を乗せて強化できるチカタの秘偶の使い手九条茅逸(くじょうちはや・二年生)、敏捷性に優れた摩利支天の秘偶を用いる桐沢航也(きりさわこうや・一年生)と強力な面々なのだが、同部のマスコット犬〈オスターバーグ〉に足を咬まれるという異例の事態により入部するに至った枢子は、秘偶も発揮せず備品や武器を壊してばかりいたため、てんで役に立たない顧問・月島十五(つきしまじゅうご)にすら〈解体屋(スクラッパー)〉呼ばわりされる始末。墓の所在さえ確かでないことから、枢子は墓荒らしに関して懐疑的であり、それよりも航也との仲を部活の先輩や同級生の海棠盟(かいどうめい)に茶化されることのほうがよほど気懸かりだった。また彼女自身、名を持たない奇妙な分身〈彼〉を幼少の頃より宿していたものの、未だにそのことを誰にも打ち明けられずにいた。
 一方、〈高天原〉を名乗る墓荒らしの二人も、学校のどこかに眠るという伝説の王・転輪聖王の〈究極の秘宝〉を求め、鍵となる〈円形の痣〉を持つ人物を捜していたのだが……。
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ミステリ「スリーオブアパーフェクトペアー」あらすじ

スリーオブアパーフェクトペアー


ジャンル:ミステリ

 雑居ビルの五階に位置する携帯ゲーム端末用のソフト制作事業部〈スタジオ・とらんせんでんたる〉に勤務する、企画構成担当のシナリオライター彩羽莉緒(さいばねりお・21歳)。新作RPGソフト『オルター・イーゴ』制作が本格的に始動したその日の夜、帰宅しようとした莉緒は誰かに見られているような謎の違和感を感じ、社内の〈瞑想室〉と呼ばれる休憩室で泊まることにする。
 同僚のデザイナー刃渡瑠々美(はわたりるるみ・20歳)に起こされた莉緒は、先日会社に戻ってこなかった営業担当・鵜飼桂嗣(うがいけいじ・35歳)が、職場近くの小径で他殺体となって発見されたことを知る。ディレクター・神埼創一(かんざきそういち・43歳)、プログラマー・若王子善哉(わかおうじよしや・38歳)、瑠々美、事務職の酢堂御船(すどうみふね・31歳)、アルバイト・陸奥景清(むつかげきよ・18歳)らスタッフが職場に集結する中、鵜飼が横領を謀っていた事実が判明。莉緒は事件の発生を口実に、憧れの存在である姫島諒記(きじまりょうき・26歳)を呼び出す。姫島は今日帰国するという犯罪捜査に強い友人を紹介すると莉緒に約束するのだが……。

純文学「対話篇」登場人物

対話篇


ジャンル・純文学

 登場人物

・主人公
・辻占い師
・女
・男
・高校生グループ

 一組のカップルと、その双方と交際している〈主人公〉。奇妙な秘密の三角関係は、〈女〉との逢い引きの最中に〈男〉と出くわしたことで、意外な方向へ転がっていく……。 

ライトノベル「ミーティア・ストラック・エレクトロ」あらすじ

ミーティア・ストラック・エレクトロ


ジャンル・ライトノベル

 自分の〈影〉と会話できる能力を持つ高二の劣等生・丸木戸名尚(ななお)は、謎の転校生・七支(ななつさや)級子の熱烈な薦めで生徒会長に立候補することになる。クラスメイトで幼馴染みの小烏ツバメの助言を得て対立候補・長船大雅を落とし穴に葬り、見事二年H組の代表となった名尚は、傘を用いた級子のフェンシングに助けられつつ、各クラスの候補者たち――パソコンマニアの優男、宗教団体〈日巫女教〉の女性教祖、文藝部員、吸血を趣味とする少女、シリウス星の使者――を視察する。また、ツバメの彼氏と噂されている本命候補の剣道部次期部長・鬼丸僧兵は一切活動をしないで生徒会長になると宣言。更に謎の剣士に襲われた名尚は、左腕を切断するという非常事態に見舞われるが……?

序幕 秘密の始まり

雅ヶ丘高校墓守部〈解体屋(スクラッパー)〉の秘密


   序幕 秘密の始まり

 名乗るための名前を〈彼〉が持っていないことを、当時はまだ不思議に思わなかった。

 最初の出逢いは今から十年も昔、まだ物心もつかぬ幼子だった頃のことだ。それは自身の夢の中だったと彼女は記憶している。
 燃え立つように朱い空。見たこともない奇妙な造形の石壁の下で、やはり子供の姿の〈彼〉と隠れんぼをして遊ぶ光景。物陰に潜むのが恐ろしく下手なその少年は、どんなに巧妙な場所に隠れていても、さしたる時間も掛からずにすぐ見つかってしまう。反対に彼女が隠れる番になると、いつまで経っても近づいてくる気配がない。しかも、そろそろ見つかってもいいかな、と思った矢先に首尾良く飛び出してくるのだった。彼女が抱いた当初の印象は、のちに身に付けた語彙で表せば、〈活発で隠れんぼの異様に下手な男の子〉というものだ。

 気がつくと、少年は現実世界にも姿を見せるようになっていた。理由は判らない。幼い彼女はそんなものなのかな、と漠然と思った。彼は彼女の居場所に関係なく、今日は来ないのかな、と思っているとどこからともなくふらりと現れ、暫く経つとフッと掻き消えるようにいなくなった。理由は判らない。彼女はそんなものかな、と軽く考えていた。その頃はまだ、彼の存在を自明のものだと思い込んでいたから。
 やがて彼女が奇妙に思い始めたのは、自分以外の人たちには彼の姿が見えていないことに気づいたからだ。芝居なんかではない。パパやママや同級生たちの眼には、彼の姿が全く映っていない。声すら聞こえていないらしい。理由は判らない。がしかし、さすがにそんなものか、で済ませようとは思わなかった。
 次に彼が出現したとき、思い切って尋ねてみた。君は誰なの? 彼は、判らない、と答えた。ただそのすぐあとに、多分〈すごく昔の人〉なんだけど、と付け足したのだが。
 何それ? 重ねて問いかける。大昔の人が、なんで今ここにいるの? 僕にもよく判らない。それに僕は、こっち側の誰かに呼ばれたときしか、来ることができないみたいなんだ……そんな返事が返ってきた。
 誰が呼ぶの? 君だよ。わたしが? そうだよ。普段僕は君の中で眠ってるんだ。たまに起きてるときもあるけど、ほとんど寝てる。僕がここに出てきたくなったとき、そしてそれを君が認めたとき、この二つが重なったときに、初めて僕はここにこうして立つことができるんだ。だから、僕は君の近くにしか出てこれないし、君から遠くに離れることもできない。それが僕の特性らしいのさ。
 特性? 彼女は益々訳が判らなくなった。そんなものなのかな? 思いが言葉となって口から洩れる。だと思うよ。彼は言った。確かなことは僕にも判らないけどね。
 結局のところ、彼は何から何まで謎の存在だった。分身と呼ぶには語弊があるが、何かそれに近いモノ。ご飯を食べている姿も、寝ている姿も一切見たことがない、人間とはかけ離れた何か。そんな〈隠れんぼの下手すぎる自称大昔の人〉のことを、勿論彼女はほかの誰にも打ち明けられずにいた。彼女は独りで秘密を抱えた。誰にも共有できない秘密を。

 小学五年のときのことだった。

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antinovel

Author:antinovel
小説を書いたり書かなかったり。

好きな作家
・笠井潔(特に矢吹駆シリーズ)
・麻耶雄嵩
・殊能将之

好きな小説(最近読んだ中で)
・ヴォルテール『カンディード』
・チャールズ・ディケンズ『ピクウィッククラブ』

好きな本(小説以外)
・スピノザ『エチカ』
・佐藤史生『ワン・ゼロ』
・天久聖一・タナカカツキ『ブッチュくんオール百科』

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